IT業界で働くエンジニアの苦労
成長著しいIT業界では多くのエンジニアが働いているが、その多くが経験する苦労には、いくつかの共通点がある。
まず第一に、テクノロジーは日進月歩で進化し続けているため、常に新たな知識を習得し続けていないとあっという間に時代に取り残されてしまうということだ。
少しでも油断しているとエンジニアとして評価されなくなるので、いつ仕事を失うかわからないという強いストレスを感じながら働いているエンジニアも少なくない。
第二に、クライアントとのコミュニケーションがうまくいかず悩みを抱えるというのも、多くのエンジニアが経験する苦労だ。
クライアントの中には、システムを使えば業務上の問題点を簡単に解消できるようになると考えている人がおり、そういったクライアントは往々にして無茶なリクエストをしてくる傾向にある。そういった相手に対し、いかにして実現可能なシステムを提案して理解してもらうかがエンジニアとしての腕の見せ所だが、これは決して簡単なことではない。うまくクライアントの理解を得られずに、対応に苦慮するエンジニアが後を絶たないのが現状だ。
第三に、エンジニアは自分一人で仕事を完結できるわけではなく、基本的にはチームを組んでプロジェクトに従事する必要がある点だ。
チームメンバーとうまくやっていければいいが、中には馬が合わないメンバーがいることもある。そういったメンバーと無理やり歩調を合わせて仕事をするといった苦労も存在する。